5坪/セット1面/シャンプー1台
の美容室事例No.21010
上野公園から近い台東区池之端で男性オーナーがご自宅でプライベートサロンを開業しました。
いわゆる下町である下谷地域の静かな住宅地に佇みます。
ご自宅の駐車場と居室一室を合わせたスペースを美容室に改装する計画で、過度に目立つことなく住宅地のロケーションに上手く溶け込むサロンがテーマ。
1セット面+1シャンプーの完全マンツーマンスタイル、お一人様貸し切りの贅沢な空間創りを目指しました。
※サムネイル画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。
【内装】
まず、ご自宅の駐車場スペース(ビルトインガレージ)をサロンの「入口&スタイリングスペース」とし、駐車場隣の居室を、 「シャンプースペース・バックルーム・トイレ」に計画。
上記のスペースを合わせると約15㎡となりますが、保健所の定める面積規定がギリギリである点が課題でした。
東京都の美容所作業面積13㎡以上をクリアすることが必要で、いわゆる作業スペースではない「客待ち、・トイレ」等は面積から除外しなければならない為、必要な使い勝手を確保しつつも最小限の寸法設定を実施。
結果、13.5㎡を確保して無事にサロン認可条件を満たしました。
セット面側の居室空間(工事前の駐車場)は、2面が開放された造りの為、新規フロントサッシ、木製ドアを製作。
フロントは天然木加工材で組み、オープンなガラスデザインとしました。
もともと駐車場の為、シャンプーのある居室側の床レベルとの差を調整する必要があり、天井高を稼ぐために既存天井材を落とし、天井裏を露出し、可能な限り空間を稼ぐ事にしました。
木造の梁など、少しハードで無骨な露出面を楽しむ演出も担っています。
セット面は設置位置の自由度が高い、いわゆるドレッサーミラー。
シャンプーは主流のフルフラット・リラグゼーションタイプを設置。
【仕上げ】
スタイリングスペースは天井スケルトンで塗装仕上げ。壁は既存の外装材に塗装を施しました。
細かいレンガ風の意匠がマットホワイト塗装することにより落ち着いた雰囲気を醸しています。
シャンプーの居室側が元々がクロス施工の為、クロスの貼替えを実施。
シンプルなオフホワイト色クロスがソフトな空間を作る。一部、アクセントで劣化モルタル風のクロスを採用。
ホワイトとウォームグレーの組合わせで洗練感を訴求。
床材は、ハードな劣化コンクリート調の意匠が映える、硬質塩ビタイルを採用。
生活感を排除した空間演出に一役買っている仕上がりです。
【外装】
お住まいである「住宅」である点、近隣が住宅地である点を考慮。
その場所に違和感なく溶け込みつつ、さりげなく存在感のある外観を目指し、 新規製作の部分と既存の外装材の配色と合わせるなど、調和を図りました。
【施工概要】
- 場所
- 東京都台東区池之端4-9-2
- スタイリング
- 1面
- シャンプー
- 1台
- 店舗面積
- 約4.6坪15.5㎡)
- 工事期間
- 30日
- 竣工
- 2021年6月
- 天井仕上
- サンゲツ クロス
- 壁仕上
- サンゲツ・リリカラ クロス
- 床仕上
- タジマ コンクリート調塩ビタイル
- 外部
- 新規木製フロント・ドア製作、看板製作(パネル・店名文字・照明)、軒下照明