開業サポート

1人経営の美容室

SMILE HASHIMOTO OFFICEは、1人経営の理・美容師さんを応援しております。

近年の理美容市場の規模は1999年をピーク(2兆4437億)に微減の一途をたどっています。反面、新規店舗数は毎年1%位増えており、今日でも2兆2千億円の巨大市場で競争が繰り広げられています。

市場売上の代表的な微減要因は、「来店サイクルの長期化」や「低価格サロンの伸長」があげられ、店舗数の増加要因では、大型店が廃れ、個人オーナー店が活況となっています。

●業界の廃業数から読み取れるもの

直近の市場環境は、東京商工リサーチによると2019年度に理美容室の廃業件数が過去最大(105件)となりました。2024年度ではコロナ禍を抜けましたが、倒産件数は急増(第一四半期)しており、人手不足による美容師の確保が厳しい状況が表れています。一方で、理美容室の店舗数は毎年増加しており(厚生労働省2023年発表データ:2022年度:38万2357店/前年比2.1%増)、カットに特化した均一価格の低価格サロンの新規開業や技術力やサービスを売りにした美容師さんの小規模店の独立開業が活発な傾向にあります。これは我が国における高齢化(美容師さんのリタイヤ)による次世代のバトンタッチ現象と、首都圏において大型サロンでお勤めのスタッフが個人オーナー店として独立し、人手不足となった大型サロンが衰退していることを意味しています。

手軽なテナント料も追い風となり、美容師さんの雇われる働き方から、オーナーとして自立する動きが顕著に現れています。

●集客方法の変化も追い風に

集客方法も折込チラシやクーポンの配布、紙媒体への広告出稿などの資本力がものを言う旧来の販促手法は廃れ、今日ではインターネットを活用した有料のホットペッパービューティーの加盟や無料のインスタやグーグルマイビジネス等の販促が主流となっているため、資本力の小さい個人でもしっかり集客できるため、独立開業のハードルが下がってまいりました。テナント賃料の安い裏通りや住宅地なでも経営が成り立つことから、小規模個人オーナー店の開業が注目されています。

●1人経営の利点

さて、これらの市場環境で見えてくるのは、利用者の選択肢が「低価格サロン」又は「高付加価値型美容室」の二極化が進み、店舗運営では、ますますの"魅力作り・差別化"が急務となっています。

1人経営のコンパクトな美容室のメリットは、開業に係わる投下費用が『軽い=負担が少ない』ことと、運営にあたっても『リスクが最小限に抑えられる』という優位性があります。

1人美容室が強固な理由(スタッフ問題がない)

先ず、下の図をご覧ください。

10坪の店舗で2セット、1シャンプーの規模で開業した場合と、15坪、4セット、2シャンプーの規模の場合を開業資金、内訳の運転資金を比較したミニマムな概算金額例です。

店舗規模と開業資金の相関図

初めて開業計画を立てる際、スタッフを雇うことを前提に4セット位の店舗を検討されるケースがあります。

店舗規模が大きくなれば、坪当りの工事費や家賃単価は安くなることもあり、「せっかくだから少し大きな店舗を創って、いっぱい儲けよう!」と考えるのは無理もありません。しかしどうでしょうか?大きな店舗では、スタッフの雇用が必要となります。売上高にかかわらず、お給料、社会保障費等は必ず固定費として毎月支出します。また、そのお店で信頼のスタッフが常にそばに居てくれるのかといった問題がつきまといます。店舗規模が大きくなる場合、追加した工事面積や什器類の費用だけを初期開業費用に積算しても非現実的な計画であり、スタッフ数に応じた運転資金も準備しておかなければなりません。

昨今、美容師さんの就業スタイルは多様化しており、効率的な求人活動や職場に定着してもらう事は、困難を極めます。これは、第一線で活躍されている現場の方々が一番肌で感じていることではないでしょうか。求人募集しても簡単には集まらないということは、想定外のコスト負担、いつも余ってしまうセット面、オシャレな店内に空虚感が漂うなど、負の連鎖が起きてしまいます。

(長期、欠員スタッフの心配がない体制であれば心強いですが)

一人経営(一人美容室)の場合、第三者の影響は受けませんので、ご自身の成果が結果として返ってきます。もともとお勤めのサロンでの指名数から、独立開業後も顧客数(売上高)は感覚として把握できるため、スタッフ問題などの外的要因で経営が左右されることもなく、手堅い運営が可能です。開業時の運転資金も必要最小限で設定することもできます。

(新規開店で、全くの新規顧客を想定している場合は、相応の運転資金が必要です)

今日、理美容室の廃業理由はスタッフ不足であるため、この問題が生じない「一人経営の美容室」がいかに強固であることをイメージいただけましたでしょうか。

【補足】

開業総費用600~1,000万円のミニマム例は、現在のお勤めの同地域で開業し、既存指名顧客をご自身のお店に引き継げることを想定した運転資金を設定しています。

また、テナント設備に利用可能な既設トイレや空調、壁の下地がある等、一般的な事務所仕様の物件を想定しています。仕様詳細は、お借りいただきたいテナントページをご参考ください。

また、子育て中のママさん1人美容室でも運営の工夫により、十分な収益を確保できる実例も公開しておりますので、ご興味ある方はご参考ください:ママさん美容師の運営例・収益大公開!!

具体的な美容室経営の実態をお伝えできます。

内装工事のお仕事上、多くの美容室オーナーさんとの接点が生まれ、様々な経営上のお話しをお聞きしています。5年、3年前と今日では大きく市場が変化しており、大方のオーナーさんは、旧態依然の思想・やり方では生き残れないと危惧され、柔軟に適応するよう努力されています。

私たちがこれまでお手伝いした新規開業の美容室は、テナント契約期間満了や現役リタイアを除き、全てのオーナーさんが一線で活躍されています。

  • 今、どのような運営が求められているのか?
  • 今、どのような悩みがあるのか?
  • 経営って楽しいの?
  • 1人美容室からの事業拡大は?

などの生の声が気になる方は、お気軽に開業相談をご利用ください。

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